【社長でポンッ】情報の渦

2007.8.21

ニフティのパソコン通信からインターネットまで数えると、私は20年間ネットをやっていることになります。
昔は「音響カプラ」というモデムよりも前の機械をつかって電話の受話器につないでFAX音のような音でテキストベースの通信。
もう知らない人も多いでしょうね・・・(汗)

Windows95の登場とインターネットの普及によりISDNで通信。画像一つ表示するのにも時間がかかったことを今でも覚えています。

今では光ファイバーを使って100Mbpsも当たり前になってきました。
技術の革新により、画像だけでなく動画もインターネットで見れる時代。

携帯電話でもインターネット。

完全に新通信手段としての地位を確立しました。

それに伴い、大量の情報を取得することのできる時代になりました。


私が子供の頃は、新聞・テレビ・雑誌が中心。相手側から提供される情報をみるという形・・・つまり受動的情報取得が中心でしたが、今は気になる情報は自分で検索して調べて得る・・・能動的情報取得が主流になりつつあります。
しかも誰でも平等に(インターネットを使える様々なスキルを身につけていればです)。


ここで私が危惧しているのは、情報の氾濫した海の中で多くの人が「溺れている」ことです。

・大人だけでなく子供も容易に有害情報を知りえることができる
・モラルが追いつかず、個人の情報を実名で晒しだす
・たかがネットワーク上の、テキスト上のやり取りなのに感情的になり誹謗中傷や非難で自殺に追い込む(炎上するってやつです)
・以前なら知るはずのない情報がいつでもどこでも簡単に手に入る

その結果、犯罪へつながることも多い。
核爆弾や銃器・爆薬の作り方、使い方までわかる時代ですからね。

昔のネット通信はまだまだ通信量も利用者も少なくこのようなモラルハザードは生じていませんでしたが、やはり母体数が多くなればモラルは低下する。

こんな時代だからこそ「情報の取捨選択のスキル」を身につけることが必須になってくるかと思います。
また、このスキルを身につけた大人は子供へ能力を伝授する義務があるかと思います。


情報が氾濫するためにおきる「模倣犯」は増加しているんじゃないでしょうか?

昨日のニュースに熊本県の「赤ちゃんポスト」へまた子供が二人おいてあったというニュースがありました。情報を聞きつけ、育てられないと考えた大人が置いたんでしょうね。
もちろん情報を幅広く発信することは有益でもあります。

子供を育てられないと思ったこの親が情報がなければ、殺したり虐待していたかもしれません。
そういう意味では子供は救われました。

逆にこの情報があったから安易な放棄も可能だったわけです。


だからこそ、あふれる情報から取捨選択して自分で考えて行動しないといけません。
他にも例は数多くあります。

いずれにしても、皆氾濫する情報に安易なんですね。
だからネット上でちょっと非難されただけでも気にする。
顔も知らない人からの非難をそれほど真に受けるものでしょうか?

デジタルが反映し、今までの様々な価値観が薄れてると私は感じています。

人間関係に対する価値観。
命に対する価値観。
消費に対する価値観。

人間関係は、遠くの見ず知らずの人と簡単にコミュニケートできるようになりました。
その分、「会って話しする」という価値観が薄らいでいます。
1時間後の待ち合わせすら携帯のメールでやる始末。相手が受信していなければ、行き違いになることすら考えていない。

ゲームの中では大量殺戮が可能、連日殺人や自殺・戦争(紛争)の報道により死がお茶の間に気軽に訪れたための命に対する価値観の低下。

私の仕事でもあるのですが、広告が直接相手にダイレクトに届きやすくなり消費を促す手段がチラシやテレビ・ラジオだけでなくなり、消費行動が促進されやすくなった現在。

やはり自分の身は自分で守る時代です。情報の渦に溺れるのではなく、上手に泳がなくてはなりません。


では、どうしたら上手に泳げるのでしょうか?
私はデジタルの側面で収入を得ている人間ですが、それでもアナログを大切にしています。

まずは生のコミュニケーションじゃないでしょうか?こんな時代だからこそ、直接会って対話することを大切にする。そこで多くの周囲の価値観を吸収できるはずです。

そして冷静になる。
ネットは単なる道具です。一歩下がって利用することです。

そして使い分ける。
便利だからといって何でもかんでもネットはいけません。
TPOをしっかり考えて、「この場合、どれを使えばいいんだろう?」と考えながら利用するべきです。
年賀状も最近ではメールで済ませる人が増えます。
が、この場合従来どおりのハガキでしょう。


溺れることなかれ。

私のこのブログも情報発信ですが、皆さんの有益になれればと思います。

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